単独でシンガポールPRを取得した場合、家族のビザはどうなる?徹底解説【2025年版】
- Visa Navi Singapore
- 5月9日
- 読了時間: 3分
更新日:2 日前
2025年5月現在
もしシンガポールでPermanent Residency(PR)を単独で申請し承認された場合、家族(配偶者や子供)のビザはどうなるのでしょうか?
今回は、PR申請に家族を含まなかった場合の各ケースごとの影響と、その後の選択肢について詳しく解説します。

単独でPR申請した場合の家族ビザの取り扱い
PR取得=家族も自動的にPRになるわけではありません。家族(配偶者や子供)がどのビザを持っているかに応じて、その後の対応は変わります。
① 配偶者がEP(Employment Pass)やS Passを持っている場合
影響なし
配偶者が独自にEPやS Passを取得している場合、そのまま現在のPassで就労・滞在が可能です。
PRを取得しても、配偶者の就労ビザには直接の影響はありません。
② 配偶者や子供がDependent Pass(DP)の場合
DPは自動的に無効になる
EPホルダーのEPがPRに切り替わった時点で、EPに紐づいていたDependent Passは自動的に無効となります。
このため、家族の滞在資格を維持するには、新たなビザを取得する必要が生じます。
PRホルダーの家族の滞在ビザの種類
では、家族が引き続きシンガポールに滞在するためにはどうすればよいのでしょうか?
選択肢は主に次の3つになります。
1. 配偶者・子供のPRを後日申請する
EPホルダーがPRを取得した後、スポンサーとして家族のPRを申請することができます。
ただし、承認までには通常6か月前後(期間はケースバイケース)かかります。
注意点:PR申請中も家族がシンガポールに留まる場合は、合法的な滞在資格(ビザ)が必要です。
2. 配偶者のLTVP(Long-Term Visit Pass)を申請する
PRホルダーは配偶者のLTVPを申請できます。
LTVPの審査期間は通常6週間前後です。
LTVP取得後、LOC(Letter of Consent)を取得すれば就労も可能です。
3. 子供のStudent PassまたはLTVPを申請する
学齢期の子供の場合、LTVPに加えStudent Passの申請も可能です。
未就学児の場合はLTVP申請が一般的です。
参考:ICA公式 - PRの子のLTVP申請
ポイントのまとめ
項目 | ポイント |
PR申請に家族を含めない場合 | 家族のビザの再取得が必要 |
配偶者がEP/S Pass保持者 | ほぼ影響なし、パスは継続 |
配偶者・子供がDP/LTVP保持者 | PR取得に伴いビザ無効、再申請必須 |
家族のPR申請 | PR取得後、スポンサーとして申請可能 |
配偶者のLTVP申請 | PR取得者の配偶者向け手続きあり |
子供のビザ申請 | Student PassまたはLTVPが選択肢 |
計画的なPR申請が重要
もし家族の滞在資格がDPの場合は、PR承認後に家族のビザ手続きに時間がかかると、一時的に滞在資格がない状態になるリスクもあるため、「PR承認→速やかに家族ビザ申請」という流れを計画しておくと安心です。
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