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シンガポール永住権(PR)申請料は高い?安い?オーストラリア・アメリカと永住権申請難易度と費用を比較

  • 執筆者の写真: Visa Navi Singapore
    Visa Navi Singapore
  • 7月21日
  • 読了時間: 5分

2026年7月掲載



シンガポール永住権申請(PR)は難しい?高い?移住人気国との比較で検証

applicants line up for interview

シンガポールで働いている日本人の方の多くが、一度は検討するシンガポール永住権(PR)。

ただ実際には、


  • 他の国と比較して難易度がどのくらいなのか?

  • 他の国の方が取りやすいのでは?

  • 費用は他国と比較して高いのか安いのか?


といった疑問を持つ方が多いのも事実です。


日本の永住権の申請料は、1万円から20万円に引き上げられる見込みとなっており、永住権申請料の高額化は世界的にも珍しくなくなってきました。


そこで本記事では、すでに現地で会社員として働いている方(就労枠申請。4年生大学卒業。配偶者・投資・抽選枠などは除外)を例に、移住先として人気の先進国の中から、


  • シンガポール

  • アメリカ

  • オーストラリア


の永住権を、「申請の流れ」「申請料」「申請難易度」の3軸で比較します。

※申請料と該当するビザの種類は2026年7月現在。


シンガポール・オーストラリア・アメリカのPR制度比較



シンガポール永住権

Singapore skyline

シンガポール永住権申請概要:

最も現実的なルートは、Employment Pass(EP)または S Pass 保有者として申請するPTS(Professionals/Technical/Skilled)スキームです。まず就労ビザEPまたはS Passを取得し、その後PR申請という流れになります。申請は ICA(Immigration & Checkpoints Authority)のポータルサイトからオンラインで行い、学歴、職歴、給与、家族構成などが審査されます。 2026年7月時点での審査期間は4〜6か月が目安ですが、12ヶ月以上かかる場合もあります。


シンガポール永住権申請の流れ:

  1. 就労(6ヶ月以上が必要)

  2. ICAサイトからオンライン申請

  3. 審査(通常数ヶ月〜1年程度)

  4. 承認後手続き


シンガポール永住権申請料:

  • 申請時:SGD 100


承認後には下記の費用も発生

  • Entry Permit(入国許可):SGD 20

  • Re-Entry Permit(再入国許可):SGD50

  • IC カード発行:SGD 50


申請手数料はSGD100(申請者1人あたり)のみと、他2国に比べて非常に安いのが特徴です。


シンガポール永住権申請難易度:高

  • 必須書類は比較的シンプル

  • 自力申請も可能

  • 審査基準は非公開&競争が激しい

  • 個人レベルでは結果の予測が難しい


アメリカ永住権

American visa approved applicants

アメリカ永住権申請概要:

就労ベース永住権(Employment-Based Green Card)の場合、EB-3(学士レベル)が一般的な申請ルートになります。申請には雇用主がスポンサーとなり、Form I-140(移民 petition)を申請し、申請者は Form I-485(永住権申請)を提出し申請します。 雇用ベースの場合、多くのケースで事前に労働証明書(PERM)の取得が必要となり、雇用主がそのコストを負担します。PERM取得は最短でも2年弱を要し、PERM取得後の永住権審査期間も数年から場合よっては5年以上と長いことが特徴です。


アメリカ永住権申請の流れ:

  1. 労働市場テスト(PERM:雇用主が実施)

  2. I-140(移民申請・雇用主申請)

  3. I-485(永住権申請・申請者申請)

  4. 承認後、グリーンカード取得


アメリカ永住権申請料:

  • I-140: USD 715

  • I-485: USD 1,440

  • USCIS移民費:グリーンカード発行・ファイル管理費 USD 235


上記以外に雇用主負担のPERM取得費用が別途発生

※弁護士費用(数千ドル)が実務上ほぼ必須になります。


アメリカ永住権申請難易度:高

  • 雇用主のスポンサーが必須

  • 労働証明(PERM)など複雑なプロセス

  • 自力申請は難しい

  • 待機期間が非常に長いことも足かせに


オーストラリア永住権


Australia skyline

オーストラリア永住権申請概要:

オーストラリアの永住権は、主に「スキルドマイグレーション(技術移民)」ビザ(例:Subclass 186、189、190、191など)を通じて取得します。 申請には、ポイントテスト(年齢、英語力、学歴、職歴など)での合格点獲得、技能評価、英語テスト(IELTS や PTEなど)の結果が必要です。

競争率は非常に高く、特にIT、エンジニア、会計士などの技能独立ビザなどでは、移民局から招待状(Invitation)を受け取るために高いポイントを獲得する必要があります。

難易度と競争率はビザの種類によって異なり、スポンサーが不要で自由度が高い種類のビザは、世界中から優秀な人材が殺到するため競争率は非常に高くなります。一方で、指定された職種や地域で申請すると加点があるケースもあり、政府の戦略に合った職種等の場合は有利に審査を進めることができます。年齢、英語力、職歴、学位でポイントが明示された透明性の高い移民システムが採用されています。


オーストラリア永住権申請の流れ:

  1. スキル査定(職種ごと)

  2. 英語試験(IELTS等)

  3. ポイント計算 → EOI提出

  4. 招待後に正式申請


オーストラリア永住権申請料:

技術移民ビザ:AUD 6,140


上記以外に技能評価・英語試験・健康診断・警察証明の費用が別途発生


オーストラリア永住権申請難易度:中(ルール明確)

  • 比較的透明性の高いポイント制(年齢・英語・職歴・学歴)のため戦略的に対応可能

  • 英語力が低い人は難易度が高め

  • 年齢制限あり

  • 自力申請も可能だが、気軽に申請できる料金でないためエージェントの活用を推奨

  • 政府の移民政策によって変わる職種リストに強く依存


まとめ


シンガポールPR申請は、移住人気国の中では申請のハードルが低く、気軽に挑戦できるという特徴がある制度です。ただ、審査基準が明示されていないため、個人レベルでは結果が読みづらいという側面もあります。


今回の日本の大幅値上げのように、世界的に移住人気国の永住権申請料は年々上昇しており、シンガポールも将来、申請料が引き上げられることは避けられないと考えられます。申請料の改定は短い告知期間で実施されることが一般的な一方、PR申請には通常、書類準備に数ヶ月〜半年程度要します。料金改定のタイミングに合わせるためにじっくり申請の準備ができなかった、という本末転倒な事態を避けるためにも、将来PR取得を考えている方は、時間に余裕がある時に計画的に準備を進めることが大切です。


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